【企業インタビュー】課題解決の先にある新たな価値を目指して──人と企業を繋ぐ「Pro-Link」の挑戦

会社情報

株式会社Pro-Link

事業内容:人材紹介・グローバル人事コンサルティング

設立:2010年

従業員数:50名

所在地:東京都中央区


国内外の優秀な人材を企業へ紹介するだけでなく、オンボーディングサポートや組織開発支援も一気通貫で手掛ける「Pro-Link」。CEOの大谷一誠氏は、留学経験を生かして「人が持つ可能性をボーダーレスに活かす」ことを企業理念に掲げている。そんなPro-Linkはどのように国内外の人材・企業を支援し、新たな価値を創造しているのだろうか。取材を通じて、その実態と背景に迫った。

1. 創業のきっかけ:留学経験から見えた“人材の可能性”

――まずは、Pro-Link設立の経緯を教えてください。

大谷氏(CEO)

大学時代にアメリカで留学をした際、多国籍な友人たちが地元企業でインターンをしたり、そのまま就職したりしている姿を目の当たりにしました。その一方、日本国内には“外国人材を活かしきれない”風潮や、逆に日本人が海外で働く機会の少なさを痛感したんです。

「国境を越えて働くことが当たり前になる社会を作りたい」という想いが強まり、帰国後にいくつかの人材会社に勤めたのですが、既存の仕組みだけではまだ不十分だと感じていました。そこで、人や企業の枠を越えて“リンク”していく仕組みを作ろうと、2010年にPro-Linkを立ち上げたんです。

2. 単なるマッチングでは終わらない「伴走型支援」

――具体的にはどのようなサービスを提供しているのでしょうか?

大谷氏(CEO)

大きく分けて「人材紹介」「グローバル人事コンサル」「オンボーディングサポート」の3つを柱にしています。

1つ目は、海外で活躍したい日本人や、日本で働きたい海外人材を企業に紹介する、いわゆる人材紹介サービス。英語やその他言語に堪能なエンジニアや専門職の方も多いですね。

2つ目は、受け入れる企業側に対する人事コンサルティング。採用や定着がうまくいくよう制度設計や研修プログラムを作ったり、組織開発のアドバイスをしたりします。

そして3つ目がオンボーディングサポート。異文化の壁や生活環境の違いに戸惑う方も多いので、生活面やコミュニケーション面を含めて相談にのり、職場になじむまでフォローするんです。企業側にも「受け入れ体制」を整える必要があるため、そこを伴走しながら改善していきます。

3. 国境を越えた人材活用で何が変わるのか?

――プロジェクトを成功させる秘訣は何でしょうか?

大谷氏(CEO)

一番大切なのは「企業が、なぜグローバル人材を求めるのか」を明確にすることです。単に「英語ができる人が欲しい」「海外展開したい」という曖昧な理由だけだと、採用してもミスマッチが起きやすい。企業が目指すビジョンと人材のキャリアプランがしっかり合致しているか、そこを丁寧に確認します。

その上で、**“カルチャーフィット”**に注目しています。語学やスキルは研修や実務の中で磨ける部分も大きい。でも、社内文化やコミュニケーションスタイルが合わないと、どんなに優秀な人材でも能力を活かしきれないことが多いんです。

4. 「良い出会い」を生み出すための採用チームの取り組み

――採用をサポートする社内チームはどのように動いているのですか?

大谷氏(CEO)

当社では企業と人材の両方に専任コンサルタントがつき、密にやり取りをしています。たとえば、企業担当のコンサルタントは「どんなバックグラウンドの人なら組織にフィットし、成長が期待できるか」を細かくヒアリングし、社内の価値観も深く理解する。人材担当のコンサルタントは、個々の希望やキャリアビジョンだけでなく、家庭環境や趣味などのパーソナルな情報にも踏み込みます。

両担当が頻繁にミーティングを重ねて、お互いの情報を共有・すり合わせし、最適なマッチングを探すんです。これによって、**「とりあえず面談だけしてみましょう」**という数打ち方式ではなく、最初から濃い面談につながるケースが多いですね。

5. 関わったすべての人が「ファン」になる仕組みづくり

――Pro-Linkは“ファンづくり”にも力を入れているとか。

大谷氏(CEO)

そうですね。採用が決まった後も、双方の満足度や定着状況を確認し続ける「アフターフォロー制度」があるんです。企業側の評価制度や海外人材向けの日本語研修など、必要に応じて追加サービスを提案することも少なくありません。

結果として、採用が成功した企業や人材はもちろん、話だけ聞いて辞退された方やまだ入社を決めていない方からも「Pro-Linkって、いろいろ丁寧に考えてくれる会社だね」と好感を持っていただきやすいんです。そういった方が後から紹介で、別の企業と縁がつながることもあります。人材ビジネスって、横のつながりや口コミが意外と大きいんですよ。

6. 目指すのは、境界線のないキャリアと企業成長

――最後に、読者へ伝えたいメッセージをお願いします。

大谷氏(CEO)

私たちが目指すのは、**「境界線のないキャリア」**です。国籍や言語、性別、年齢といった枠にとらわれず、「ここで働いてみたい」「こんな事業をやってみたい」という意欲を後押しできる社会を実現したい。そのためには、企業サイドも「海外人材や日本人材を受け入れる」という意識だけでなく、もっと積極的に「新しい価値」を生み出す意識が求められます。

Pro-Linkは、そんな前向きな企業と人を“リンク”させる存在でありたいんです。もし「未来の働き方」に興味がある方は、ぜひ一度お話を聞かせてください。きっと面白いアイデアや機会が生まれるはずです。

まとめ

人材紹介と併せて、オンボーディングサポートから企業カルチャーのコンサルティングまで幅広く手掛けるPro-Link。**「グローバル人材と企業をボーダーレスに繋ぐ」**という理念は、国境や組織の垣根を越えて挑戦する時代にますます必要とされるだろう。面倒見の良さと伴走型の支援が、企業と人材を着実に結びつける秘訣かもしれない。今後のさらなる展開にも注目したい。

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