知らないと損する?使える助成金の見つけ方
助成金は「申請しないともらえない」制度
「助成金って聞いたことあるけど、自分の会社に関係あるのかな?」
「申請が難しそうで、どうせ対象外だと思っている」
──そんな声を、私たちはこれまでに多く耳にしてきました。
助成金は、国や自治体が企業の取り組みを支援するために支給する返済不要の制度です。
採用、研修、働き方改革、育休取得支援など、さまざまな目的で設計されており、
条件さえ満たしていれば、規模にかかわらずどの企業でも活用することが可能です。
ただし、最大の問題は「自分で探さないと、誰も教えてくれない」点。
活用できるはずの助成金を、知らずに見逃してしまっているケースも少なくありません。
助成金と補助金の違いって?
混同されがちですが、「助成金」と「補助金」は制度の性質が異なります。
- 助成金:要件を満たしていれば基本的に受給できる(選考なし)
- 補助金:申請後に審査があり、通らないこともある(競争制)
つまり、**助成金は「取りこぼしなくもらっておきたい制度」**というわけです。
よく活用される助成金の例
では、具体的にどんな助成金があるのでしょうか?
一部をご紹介します。
- キャリアアップ助成金:非正規雇用から正社員への転換など
- 両立支援等助成金:育休取得や復帰支援のための制度
- 雇用調整助成金:休業手当の一部を補填(景気悪化・災害時など)
- 業務改善助成金:最低賃金引き上げに伴う職場環境改善の費用支援
- 65歳超雇用推進助成金:定年延長・継続雇用制度の整備支援
これらはあくまで一部であり、時期や政策に応じて対象制度や条件も更新されます。
そのため、「今この時期に合った助成金を見つけること」が非常に重要になります。
社労士ができるサポートとは?
みき社会保険労務士法人では、助成金に関する以下のようなサポートを行っています。
- ヒアリングによる活用可能な制度の選定
- 制度内容のわかりやすいご説明
- 就業規則や雇用契約の見直し(必要条件を満たすため)
- 申請スケジュールの立案・管理
- 提出書類の作成・点検・電子申請の代行
- 申請後の支給決定までのフォロー
助成金は、申請のタイミングや就業ルールの整備状況によって、「受け取れるかどうか」が変わります。
そのため、「使えそうだから申請しよう」ではなく、事前に準備を始めることが成功の鍵になります。
助成金は“攻め”の経営ツールにもなる
助成金というと「苦しいときの支援」というイメージが強いかもしれませんが、
実は「人を増やしたい」「社員教育を始めたい」「制度を整えたい」など、
攻めの取り組みを後押ししてくれる存在でもあります。
たとえば、非正規雇用の従業員を正社員化する際、
キャリアアップ助成金を活用すれば、数十万円単位の支給を受けられる場合もあります。
このように、経営判断と制度をうまく組み合わせることで、会社の成長スピードを高めることも可能です。
まとめ|「知らなかった」で損をしないために
助成金は、要件と準備さえ整えば、どんな会社でも活用できる心強い制度です。
ただし、「いつ」「なにをすればいいか」が複雑で、正確な情報にたどり着くのが難しいのが現状です。
「うちは対象になる?」「何から始めれば?」という疑問をお持ちの方は、
ぜひ一度、社労士に相談してみてください。
みき社会保険労務士法人では、貴社の状況に合った制度をご提案し、
事前準備から申請まで丁寧にサポートいたします。
お気軽にご相談ください。