食事の悩み、ありませんか?子どもの「偏食」や「小食」との向き合い方

「食べない」は、親のせいではありません

「うちの子、野菜を全然食べてくれない」「遊び食べばかりで食事が進まない」など、お子さまの食事に関する悩みは尽きないものです。食事が進まないと、栄養面だけでなく、成長に影響があるのではと心配になりますよね。しかし、ご安心ください。偏食や小食は、お子さまが新しい味や食感に慣れていく発達の過程でよく見られることです。今回は、そんな食事の悩みとの向き合い方について、ご家庭でできる工夫をご紹介します。

楽しく食べるための環境づくりと工夫

「食べること=楽しい」という体験を積み重ねることが大切です。

  • 食事の環境を整える:食事中はテレビやスマートフォンを消し、食事に集中できる環境を作りましょう。家族みんなで食卓を囲み、楽しい会話をすることで、お子さまも安心して食事ができます。
  • 調理や盛り付けの工夫:お子さまが好きな食材に、苦手な食材を細かく刻んで混ぜる工夫や、彩りを豊かにしたり、お子さまの好きなキャラクターに見立てて盛り付けたりするのも効果的です。
  • 食に興味を持つ体験を:お子さまと一緒にスーパーに買い物に行き、食材を選んでもらう、あるいは簡単な料理のお手伝いをしてもらうことも、食への興味を深める良いきっかけになります。

「無理強い」は逆効果。大切なのは「見守る姿勢」

食事に関して最も避けてほしいのは、「無理に食べさせること」や「叱ること」です。これらは食事への拒否感を強め、逆効果になる可能性があります。

お子さまの「もういらない」というサインを尊重し、無理強いせず、食事の時間は「楽しかったね」で終われるようにしましょう。

ひとりで悩まず、ご相談ください

様々な工夫を試しても状況が改善しない場合や、食事の悩みの背景に他の発達特性が関係している可能性が考えられる場合は、ひとりで抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

あんしんの木クリニックでは、お子さまの偏食や小食に関するご相談にも対応しています。栄養面だけでなく、その背景にある発達特性まで含めて一緒に考え、お子さまに寄り添った解決策を探していきます。

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