この白、魚だけじゃもったいないんです。

「白ワイン=魚」という印象、根強いですよね。でも私は、白の世界はもっとずっと広くて深いと思っています。

Le Terroirでは、例えばシュナン・ブランの白をご用意しています。まろやかな酸と厚みのある果実味が特徴で、冷たい前菜から白身魚のポワレ、さらに鶏肉の軽いクリーム煮にも相性抜群です。

ナチュラルワインの白は、少し複雑で、飲み手を選ぶと感じられる方もいるかもしれません。でも、その個性こそが食卓を豊かにする調味料。例えば、ほんのり柑橘の香りがする白が、野菜の旨みを引き出してくれることもあるんです。

ワインリストを開いた時、「今日はどんな白があるんですか?」と聞かれると、とても嬉しくなります。そこから、グラスに注ぐまでの数分間が、私にとっては大切な対話の時間です。

“魚には白”という常識の外に、一歩足を踏み出してみる。それが、ワインとの距離をぐっと縮めるきっかけになるかもしれません。ぜひ、試してみてくださいね。

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