初夏のグラスに、ロゼをひとしずく。

風に涼しさが混じるこの季節、ふと恋しくなるのがロゼワインです。赤でも白でもないその淡い色合いは、まるで夕暮れ時の空のよう。ひと口含めば、ベリーのような果実味と、軽やかな酸がやさしく広がります。

Le Terroirでは、初夏のアラカルトに合わせて、フランス・ロワール地方のナチュラルなロゼをご用意しています。ピノ・ノワールとガメイを使った1本で、冷やしてお出しすることで、より透明感のある味わいに。

ロゼワインは、その色の美しさだけでなく、器にも映えます。白いクロスに、透明なグラスに、淡いサーモンピンクが差し色のように浮かび上がる。その光景が、もうひとつの「おもてなし」だと思っています。

お魚でも、お野菜でも、お肉の前菜にも寄り添うのがロゼの魅力。もし「ワインは詳しくないけど、今夜はちょっといい夜にしたい」というお客様がいらしたら、私は迷わずこの1本をおすすめします。

ロゼは気取らず、けれども確かな華やかさを持っています。グラスを重ねる音とともに、夏の始まりをお祝いするようなひと時を、ぜひ。

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