母の日特別オープンデー

親子で感じた、バレエの美しさと絆

母の日の前日、Grace Garden Balletのアトリエには、朝からやわらかな花の香りと、少しそわそわした子どもたちの声が広がっていました。 今年初めて企画された「母の日特別オープンデー」。 レッスンの様子を間近で見学できるだけでなく、親子で一緒に踊る時間や、心を込めた手作りカードのプレゼントタイムも用意されました。

この日の中心に置いたのは、感謝を伝えるプロトコル。入室・着替え・整列・開始の礼・終了の礼――
一連の所作を親子で確かめました。礼儀は「正しさ」だけではなく、「相手への思いやり」を見える形にする文化です。

開始前から笑顔があふれる

朝10時。スタジオの入り口には、小さなブーケと英国風のウェルカムボードが並び、お母様方をお出迎え。 子どもたちは緊張とわくわくの入り混じった表情で、何度も衣装を整えています。 「ママ、見ててね!」と元気に声をかける子もいれば、照れくさそうに目をそらす子も。そんな様子を温かく見守りながら「今日はママへの感謝を体で伝える日ですよ」と伝えました。

親子で踊る時間

前半は、通常のバーレッスンとセンターレッスンをお母様方に見学していただき、その後は親子参加の時間。 簡単なステップやターンをお母様と手をつないで行います。 バレエ未経験の方も多い中、「難しい〜!」と笑い声が響き、普段は静かなレッスンもこの日は和やかムード。 ある小学3年生の女の子は、お母様にそっと耳打ちしながらポーズを取っていました。後で聞くと「ママ、私の真似してねって言ったの」と笑顔。 その瞬間、母と子の距離がぐっと縮まったようでした。

手作りカードとサプライズ

レッスン後半には、子どもたちが事前に準備していたメッセージカードをお母様に手渡します。 中には、普段は口にしないような感謝の言葉や、小さな似顔絵、花の絵が添えられていました。 涙ぐむお母様も多く、「こうやって気持ちを伝える機会があるのは嬉しいですね」という声も。

保護者の感想

「普段のレッスンの様子を見られて安心しました。集中している顔が家では見られない表情で、感動しました。」
「踊りだけでなく、先生が一人ひとりに優しく声をかけてくださる姿が印象的でした。」
と嬉しいお声をいただいています。

帰り際に、「家でも“ありがとう”の言い方が変わりました」とお声をいただきました。踊りは舞台で輝きますが、礼儀は生活を輝かせる――そのことを確かめられた一日でした。

次回開催に向けて

「日頃の感謝を言葉や動きで表すことは、心の成長にとってとても大切」だと考えています。 今回の成功を受け、来年も母の日に合わせた特別イベントを予定しています。

Grace Garden Ballet 白石瑠璃

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