【スタッフ紹介 #02】〈水回りプランナー〉――暮らし動線から考えるキッチン提案
はじめに
毎日のキッチンは、間取りより「動き方」で使い勝手が決まります。
Bay Blue Reform の水回りプランナー 高橋 はいつもこう話します。
「レイアウトの正解は“家族の動線”の中にあります。」
プロフィール

- 担当領域:キッチン・浴室・洗面の計画・設計・メーカー選定・現場調整
- 経験年数:10年
- 得意分野:ワークトライアングル設計/収納ゾーニング/配管・換気計画/3Dパース
- モットー:「変わらぬ潮風、変わらぬ安心」を“毎日の使いやすさ”で実感していただく
暮らし動線から始めるプランづくり
- 現状ヒアリング
料理の頻度、家族構成、同時に立つ人数、買い置き量、ゴミ動線、掃除の仕方まで伺います。 - 採寸・設備チェック
配管位置・分電盤容量・レンジフード経路・床下状況を確認。後で無理が出ない計画に。 - 動線設計
ワークトライアングル(シンク・コンロ・冷蔵庫)の距離と回遊性を最適化。通路幅や開き勝手も調整。 - 3Dパース & 仕様決め
扉材・天板・タイル・水栓・食洗機などを3Dで見比べ、清掃性・耐久性・価格のバランスを検討。 - 工程・費用の見える化
工期目安・養生範囲・騒音時間・使えない期間を明確化し、安心してお任せいただける進行に。
設計のこだわり
- ワークトライアングル:合計辺長は目安 3.6〜6.0m、通路幅は 900mm 以上を基準に。
- ゾーニング:調理/配膳/後片付け/ストックを分け、交差しない導線を組む。
- 収納計画:背面は“よく使う物は胸の高さ”。フル引き出しで奥行きを無駄なく。
- 清掃性:天板は人工大理石orステンレス、曲面見切りで汚れの溜まりを削減。
- 安全:チャイルドロック/耐震ラッチ/ノンスリップ床材/コンロ前ガード。
- 設備:深型食洗機・浄水器一体水栓・静音シンク・同時給排タイプのレンジフード。
- 照明:手元灯+天井灯+間接の三層。演色性と眩しさカットを両立。
- 将来対応:将来の食洗機・IH 化・家電大型化に備え電源・配管余裕を確保。
事例
- 回遊できるアイランド×深型食洗機(マンション)
行き止まり通路を回遊導線に変更。背面収納で“出しっぱなし”解消。
工期:5日 ポイント:配管経路を床下で再ルート化。 - Ⅱ型で同時作業(戸建)
二人で立つと衝突していた動線を、Ⅱ型+ワゴンで分離。
工期:6日 ポイント:手元灯の影落ちを解消。
よくある質問
Q. 食洗機やオーブンを後から追加できますか?
A. 可能です。電源容量・給排水の余裕を最初から確保しておきます。
Q. 掃除をラクにしたいです。
A. 扉材の面材選定、目地幅、天板とシンクの段差、レンジフードの分解清掃性を優先します。
ひとこと
「“料理が早く終わる・片付けがラクになる”は、毎日の時間を取り戻すこと。
動線から考えると、その答えが見えてきます。」(高橋)