お子様の近視抑制治療、選択肢と効果は?親御さんが知っておきたい最新の知識
近年、お子様の近視の進行が大きな問題となっています。近視は一度進行すると元に戻らず、強度な近視になると将来的に緑内障や網膜剥離などのリスクを高めることが分かっています。「子どもの視力だから仕方ない」と諦めず、進行を抑えるための対策を始めることが大切です。
当院では、「お子様の健やかな成長」を第一に考え、近視の進行を抑制するための様々な治療法をご提案しています。
近視抑制の主な選択肢
低濃度アトロピン点眼(自由診療)
寝る前に点眼することで近視の進行を抑える効果が期待されています。低濃度のため、副作用(まぶしさや手元の見えづらさ)が少ないのが特徴です。
オルソケラトロジー(自由診療)
寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装用し、角膜の形を一時的に変えることで、日中は裸眼で過ごせるようにする治療法です。
環境要因の改善
読書や勉強の際に30cm以上離れる、長時間連続で近くを見ない、屋外で過ごす時間を増やす(1日2時間推奨)など、生活習慣の見直しも非常に重要です。
どの治療法が最も適しているかは、お子様の近視の進行速度、目の状態、生活スタイルによって異なります。当院では、お子様の負担が少なく、ご家族が安心して続けられる方法を、医師が丁寧にカウンセリングしながら一緒に決めていきます。まずはお気軽にご相談ください。