気づきにくい進行!ご高齢の方の目に多い病気のサインと早期発見の重要性
ご高齢のご家族の目の健康について、日頃から気にかけていらっしゃるでしょうか。加齢とともに目の病気のリスクは高まりますが、特に白内障や緑内障は、ゆっくりと進行するため、ご本人や周囲が気づきにくいことがあります。
特に注意したい2つの病気
- 白内障: 目の中のレンズ(水晶体)が濁り、視界がかすんだり、まぶしく感じたりする病気です。初期のうちは自覚症状が少ないため、生活に支障が出た段階で気づくことも少なくありません。
- 緑内障: 視神経が障害され、視野(見える範囲)が徐々に欠けていく病気です。一度失われた視野は元に戻らないため、早期発見・早期治療が何よりも重要です。
ご家族ができる「早期発見」のサポート
- まぶしさへの訴え: 以前より強いまぶしさを訴えることが増えた。
- 色の見え方: 「服の色が黄色っぽく見える」など、色の識別が難しくなった。
- 壁や柱の傾き: 物が歪んで見える、視野の中心が欠けている(緑内障や加齢黄斑変性の可能性)。
当クリニックでは、ご高齢の方にも安心して検査を受けていただけるよう、優しく丁寧な対応を心がけております。年に一度の定期検診が、将来のクリアな視界を守る一番の「なごみ」対策です。ご家族皆さまで、目の健康について話し合い、受診を促してあげてください。